2015/07/01「自発的エネルギーこそ企業発展の原動力」

2015/07/01京セラKDDI設立。日本航空では会社更生法の適用 から2年で営業利益2000億円というV字回復をやってのけた新時 代経営リーダー稲盛和夫の経営哲学「人を生かす」に学ぶ/外食業界 に生きる人間として

「自発的エネルギーこそ企業発展の原動力」

経営者がともに学ぶ場である稲盛塾において私が主に話すことは、

経営者の心の在り方や経営哲学の重要性です。

塾生の方は、私の経営哲学を学び、自らの哲学をつくり上げ、自分 自身を律すると同時に、その哲学を従業員と共有することに努めて おられます。それを実銭することで、それまで数%の利益しか出せ ていなかった塾生企業が十数%の利益を生み出すようになった例も 数多くあります。

立派な企業文化は、中小企業が伸びていこうとする場合の根幹にな ります。資金、設備、人材など見える部分は、どの要素においても、 大企業に比べれば、中小企業は見劣りします。

それをないものねだりしたところで意味がありません。大企業があ まり関心を払わない見えない部分、すなわち企業文化をすばらしい ものにつくり上げることで、企業としての競争力をつけていくのです。 ですからトップは企業の使命と目的を明確にして、しっかりした企 業文化を育て上げ、従業員と考え方を合わせていくことに最大の経営 努力を注いでいくべきだと、私は考えています。

飲食業界においては、むしろ企業文化やトップの企業姿勢を部下に 伝承していかなければ、なかなか現場で働く従業員のモチベーション やモラルを維持することは難しいことを忘れてはならない。

特に飲食店の場合には、中小企業、大企業、個人企業など様々な企業 体系があるものの、その企業の根底に流れている精神は、企業文化= トップの牽引力や企業方針を明確化にしておかなければ、企業経営は その組織体制があるか否かによって組織の是非が大きく左右されるこ とを理解しておかなければならない。

飲食業の場合には、人が人に介してビジネスが成立という一見すると 非効率的ビジネスに見えるかもしれないものの、その企業精神を維持 し飲食店の数が増加することによってその企業は大きく発展すること を忘れてはならない。

これまでは、創業者の独断経営で成功してきた企業も多く、ともかく 経営者の意見に右往左往して者であったものの、これからの企業の 経営者としての姿勢としては、独断的創業者精神を維持するので はなく、あるべき理想的経営者の企業文化を持つことが大切で あろう。

つまり企業を牽引する経営者や上層部の企業に対する精神や姿 勢がしっかりしていなければ、企業として成長することができな いことを忘れてはならない。むしろ企業の経営者は部下に常に夢 や将来的な展望を企業文化として持っていることが大切であり、 その企業の大きさにはさほど関係のないことであると理解してお かなければならない。

経営哲学というと、どことなく宗教的要素が強く感じられるもの の、特に飲食業の場合は労働集約制という現実を配慮すると、常に 経営者や上層部は部下に対しての思いやりや企業精神を伝承する という姿勢を怠ってはならない。

飲食業に関わらず、企業の在り方とは、経営者や上層部が企業文 化や精神を大切な伝承し続けることこそ、企業を成長させるための 力だと理解しておかなければならない。


メールマガジン 発行者 AFD CONSULTANTS 竹谷稔宏


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